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■ エンジニアが意欲的に仕事ができる環境を目指して
当社は、エンジニアが生き生きと仕事ができることを主軸に立ち上げた会社です。私は、大企業のグループ会社に14年いました。大企業の傘下というのは、仕事はいくらでもあるのですが、親会社からの仕事を待ち受けるばかりで能動的な姿勢がなかなかとれないんですね。 たとえ新規案件の獲得のチャンスがあっても、会社自体がそれに手を出したがらない。 保守的なんですね。それでも私は、市場に新しいニーズがあると感じたら、それを仕事にまとめ上げたくてたまらなかったんです。 今から30年くらい前のことで、当時はまだ、ソフト業界というのもよちよち歩きで、社会の認識もたいしてありませんでした。技術が社会に貢献できる可能性がいたるところにあるのに、なかなか気づけないといった時代です。だからこそ、市場調査やコンサルティングをして、モノになるテーマを事業化するという開発営業の魅力を、私は強く感じていました。 たとえば、地方自治体の行うひとつの業務をシステム化して各自治体に納めるとか、宅配便管理のネットワーク化だとか。会社に反対されながらも契約を取ってきて、3億くらいの売り上げを出したりしていました。そうやっていよいよ「ポジティブな意識でポジティブな仲間と仕事をしたい」気持ちが高まって、ついには大企業を飛び出してしまいました。 身一つのスタートでしたから、最初は苦労しましたね。まずは、すでに独立していた後輩のエンジニアが「入江のためなら」と支えてくれたんです。 自社でエンジニアを抱えられる資金がついてきたところで、学校の先生をしている仲間が卒業生から人材を紹介してくれて、さらには上場企業が私を見込んで資本関係を組んでくれたりと、まさに人に助けられて会社を伸ばしていくことができました。 残念ながら、最初に立ち上げたその会社は、不本意なM&Aに遭って手放してしまいました。私個人としては、そのときに一区切りつけてシステム業界からは足を洗おうと思っていたんです。ただ、当時付き合いのあったフリーのエンジニア達に仕事がなくなってしまうのも困るので、彼らのための組織として、平成3年に『エム・プランニング』を作りました。 資本だけ出して任せるつもりだったんですが、いい仕事をするには営業が重要だということで、結局、私も残ることとなりました。つまりは、当社は、エンジニアが安心して力を発揮するための器として始まったといえます。 ■ 仕事の要は、人とのつながり
おかげさまで、現在では、医療業務システムやネットワーク関連といった、主軸となる分野を持つことができました。この医療関係のシステムを手がけることになったのも、もとは「人の縁」なんです。 本来なら、病院という特殊な世界は、我々のような中小企業が正面から会いに行って、簡単に話を聞いてもらえるところではありません。たまたま、私の友人に病院の理事長さんをご紹介戴き、そのとき使っていたシステムについて相談を受けたところから、コンサルティングを始めたんです。8年前くらいのことです。 コンサルティングの立場で病院全体を見るというのは、なかなか面白い仕事です。一部のシステムを受注して納品するというのではなく、その病院には何が必要なのか、どう整備すれば最適なのかを提案し、受注していく。 ときにはハードウエア会社の見積もりについて、「これは要らない」とアドバイスしたりもします。そうやって、お客さんに喜んでもらって、信頼関係を築いて、また仕事を広げていくんですね。 そもそも中小企業というのは、最初からこちら側に決定的な切り札があって、それさえあればどこへでも売り込みにいけるというものではないんです。何かのご縁から成果を出して、見込んでもらってさらにつながりを深めていく。この繰り返しです。ひとりに信頼してもらえれば、その人のまわりの案件についても紹介してもらえるチャンスができます。この経営感覚を、社員ひとりひとりに持ってもらいたいと思います。 ■ ユーザー目線の自社パッケージ開発で業績拡大を目指す
現在は、社内に医療業務関連の知識もずいぶん蓄積できてきましたし、パッケージメーカーさんとの協力体制も整ってきました。次の段階としては、どこの病院でも使ってもらえるような汎用性のある自社パッケージの開発を目指しています。病院内のことが詳しく見えている我々だからこその、使い勝手のいい製品作りができれば、多くのお客様に喜んでもらえるはずです。この医療関連とネットワーク関連を強化して、 現在2億強ほどある売り上げを、3年後には4億くらいまで伸ばしたいと考えています。 そのほかには、新たな可能性として、今、スポーツのポータルサイトのビジネスを始めたところです。これも人の縁で、たまたま娘がテニスを本格的に始めて、テニスの協会の方々と知り合ったのがきっかけです。 ジュニアアスリートの試合結果などの情報をうまくまとめて発信することで、彼らのはげみを作ったり、ファンの情報収集に役立てられればと。このへんも、「まずはお役に立てれば」というところから始めていますが、何が必要とされているのか、ユーザーの立場を分析することが、ビジネスに繋がっていくととらえています。 ■ いち技術者ではなく、組織を共に育てる一員として
繰り返しますが、当社は、エンジニアが生き生きと仕事をするために作った会社です。ひとりひとりの社員が当社に希望を託していける、そんな組織でありたいと思っています。ですから、育成・評価については、プロを入れて、会社規模からすれば手厚すぎるくらいの制度を用意しています。私自身、大企業時代に、納得のいく評価をしてもらえないストレスは経験していますからね。 組織的には、管理職の下にリーダーを設けて、ひとりひとりに目が届くように留意しています。客先へ常駐する仕事も多いのですが、必ず現場にはリーダーがいるように組んで、仕事ぶりが上に伝わらないというストレスがないようにしています。 また、意欲的な人には、チャンスを早めに提供していきます。経験が浅くても、リーダーから見て潜在的に能力がありそうだと判断できれば、どんどん任せて力を伸ばしていく方針です。ですから、自分から積極的に前に出て成長してほしいですね。 さて、これから入社を希望される方々には、エンジニアとしてスペシャリストになっていただきたいのはもちろんですが、一緒に組織を育てていこうという気概を持っていただけるとうれしいですね。 組織の歯車ではなく、動力となってほしいのです。そのためには、受け身ではなく、つねに仕事を見出す姿勢を持っていただきたいのです。 受け身の仕事は、大企業でできます。当社が求めるのは、仕事のチャンスを見出せる、能動的なアンテナのある人材です。人との結びつきを大事にできることと、ビジネスチャンスのネタに敏感になれること、この2つが重要です。 いきなりは難しいかもしれません。技術を身につけることと平行して、人との関係づくりがうまくできるようになってください。まずは、配属先のリーダーとのコミュニケーションから始めてください。技術さえあればそれでよいというのではなく、人間的に魅力がある人、そして、会社の発展のために生き生きと先頭を切って動き回れる人となっていただけることを望んでいます。 |








おかげさまで、現在では、医療業務システムやネットワーク関連といった、主軸となる分野を持つことができました。
現在は、社内に医療業務関連の知識もずいぶん蓄積できてきましたし、パッケージメーカーさんとの協力体制も整ってきました。次の段階としては、どこの病院でも使ってもらえるような汎用性のある自社パッケージの開発を目指しています。
繰り返しますが、当社は、エンジニアが生き生きと仕事をするために作った会社です。ひとりひとりの社員が当社に希望を託していける、そんな組織でありたいと思っています。




